PROCESS of MANUFACTURE of WINE PART2

2011/04/29

澱引き

発酵が終わったワインは、酵母や酒石などの澱が沈降するため、セラミックフィルター、遠心分離、ろ過、静止などにより澱を分離します。 また熟成期間中のワインも、澱が生じるので適宜、澱引きを行います。発酵を停止させる方法は、静止のほか冷却し酵母を沈殿させたり、 50℃程度までの加熱を行い酵母を死滅する方法が用いられます。また、蛋白質を除去し透明化させるため、卵白やベントナイトという 粘土などを添加する方法はコラージュと呼ばれ、高級赤ワインでは広く行われています。

瓶詰め

コルクには天然のコルクと、合成素材のみ、もしくは天然コルクと合成素材を組み合わせた合成コルクがあります。 合成コルクは主に安価なワインに使用される。汚染等が問題になるコルクの代りにスクリューキャップも用いられます。 安いワインはバッグ・イン・ボックスと呼ばれる段ボール箱に入った特殊な薄い袋に詰めて売られることも多いようです。 また、ペットボトルや紙パック、缶が容器として使用されることもあります。 赤・白ともにほぼ全工程で、なるべく空気との接触を断つ必要があり、一部の工場では窒素充填環境下で発酵以降の工程を行います。 多くの場合、空気と共に酢酸菌が侵入し酢酸発酵が行われることで、酸味の強すぎるワインになったり腐敗状態となりますが、 意図的に酢酸発酵を行わせワインビネガーを造ることもあります。 搾汁後に残った種子はグレープシードオイルの原料として利用されます。澱の酵母は加工後に健康食品として販売されることもある。

SPECIAL BREWING TECHNOLOGY

2011/04/28

果汁再添加

ワインの生産過程で時に、果汁再添加が行われることがあります。これは発酵により失われた香りや甘味を補うためで、 主としてアルコール度数の低い日常消費用の甘口ワインに用いられます。ドイツで多く見られる技法で、添加される果汁は多くの場合、 搾汁した際に醸造用とは別に保存していたものを混合します。「ジュースリザーヴ」あるいは「ズュースレゼルヴ」といいます。

炭酸ガス浸漬法

果実味に富んだ鮮やかな色とタンニンの少ないワインの醸造に用いられます。炭酸ガス浸漬法は、果実を房のまま入れた容器を密閉し、 炭酸ガスを充満させて行う特殊な発酵方法で、「マセラシオン・カルボニック」や「カーボニック・マセレーション」とも呼ばれます。 葡萄は果粒中の酵素によりアルコール(1.5~2.5%)を生じ、数日後に搾汁し補糖をして酵母による発酵へと移ります。 短期間で作られ、毎年11月の第3木曜日が解禁となる「ボジョレー・ヌーヴォー」もこの製法で作られます。 数十年といった長期保存には向きません。

補糖と補酸

ワインの醸造の過程では補糖が行われる場合があります。補糖の目的は、果汁の糖度の不足を補う事で発酵により生産される アルコール度数を高め腐敗を防ぐと共に、赤ワインでは溶出する色素を増加させ色を濃くすることにあります。 また、果汁の酸が少なくても腐敗することから、酸の不足を補うために補酸が行われる場合がありますが、 過剰な酸を含む場合は除酸も行われます。多くの国では、この2つの同時使用は認められておらず、 またどちらかが法律で禁止されている場合もあります。

ABOUT WINE BOTTLE

2011/04/27

ワインボトル、ワイン瓶はワインを保管するための瓶で、普通はガラス製です。瓶内で発酵させるワインもありますが、 大部分は発酵後に瓶詰めされます。様々なサイズがあり、それぞれには聖書に登場する王などにちなんだ名が付けられています。 一般的なサイズは750mlです。ワインボトルは通常コルクで封をされますが、スクリューキャップも一般的になっています。 かつてワインボトルの形状は、底が広く安定感のあるものが主でした。現在のように背が高く底面積に対して細長い形状になったのは、 18世紀末の1790年代だそう。これはワインを船舶などで輸送する機会が増えたため、積載や貯蔵の利便性を重視した結果であると 言われています。その一方、ワインの主産地であるフランスのボルドーやブルゴーニュでは、貯蔵環境やワイン自体の性質の 違いに由来するそれぞれのワインボトルが形作られていきました。また、ワインの産地が一目で分かるようにとあえて 個性を残したボトルを採用している土地もあるようです。ポルトガル、イタリア、スペイン、フランスとドイツなどの ワイン生産者は地域の伝統にしたがい、ワインに適した瓶の形状を決めています。 北米、南米、南アフリカ、オーストラリアといった「ニューワールド」の生産者は、自身のワインに関連づけられる形状の瓶を選びます。 カベルネ・ソーヴィニヨンなどを主体としたワインにはボルドータイプのボトルが、ピノ・ノワール単醸のワインには ブルゴーニュタイプの瓶が選ばれることがあります。ペール・アンセルムは半分溶けたような瓶で シャトーヌフ=デュ=パプを出荷しています。ドイツのモーゼルランドには飼い猫の形の瓶のリースリングがあります。

ボルドータイプ

ボルドーワイン、ポート、シェリー、では側面が直線で肩が高く、パントは大きい。 いずれのワインも提供時に澱を止めるため、首がくびれています。

ブルゴーニュタイプ

ブルゴーニュ、ローヌでは背が高くなで肩で、パントは小さい。これはボルドーワインに比して沈殿物が少ない事によります。 また、ブルゴーニュではカーヴと呼ばれる地下室にワインを貯蔵していたため、狭い貯蔵庫内に効率的にワインを詰め込む必要がありました。 なで肩のボトルは互い違いに積み上げて充填できるため、このような形状が好まれたという理由もあります。

ラ・フリュート

ライン、モーゼル、アルザスで用いられる主に白ワインのボトル。肩がなだらかで細長い。パントは小さいか、無い。

ル・クラヴラン

フランスのスイス国境、ジュラ県のワインで使われるボトル。形状はずんぐりしており、容量が 620ml と少し小さい。

シャンパン用

シャンパンやその他スパークリング・ワインでは、製造過程において瓶内で二次発酵させるため、発生した炭酸ガスにより内圧が上昇する。 これに耐えるボトルは肉厚ガラスで、太くなで肩。パントは大きい。

フィアスコ

イタリアトスカーナ州のキアンティが採用しています。口が細く胴体が丸みを帯びたフラスコのような形状。 このボトルには伝統的に藁づとが巻かれています。

ペッシェ

イタリアマルケ州のヴェルディッキオなど。魚を意味する細長いボトル。

ボックスボイテル

ドイツフランケン地方の高級ワインやポルトガルのマテウスなどで使われる、扁平な形状のボトル。

ABOUT WINE ACCESSORIES

2011/04/26

コルク抜き

螺旋状に巻いた鋼鉄製の針金を差し込んで開けることからコルクスクリューということもあります。差し込んで引き抜くだけのT字型の ものから、家庭用のウィング型、ダブルハンドル型、スクリュープル型、瓶とコルクの間にピンセット状の刃を差し込み、 ねじりながら抜くもの、空気注入式など様々なタイプがあります。

ワインセラー

ワインを恒温で保存しておくために作られた専用の冷蔵庫。家庭用の、12本くらいが貯蔵できる小型のものから、 数十本はいるものまであります。

ワインラック

ワインセラーと同じように、ワインを寝かせて保存しておくための棚または箱状のものですが、温度調節機能はなく、 ただおいておくだけのもの。欧米では、地下の貯蔵室におくために、数百本から千本以上おける大型のものが売られています。

デキャンター

デカンテーションをするためのガラス製の容器で、ワインのボトルとほぼ同じ容量のものが多いようです。 凸レンズに首が搗いたようないかにもそれらしい形のものから紡錘形、フラスコ型など様々な形のものがあります。

ワインストッパー

飲みのこしたワインのボトルにかぶせておく栓。発泡性ワインの気が抜けないように作られた通称でシャンペンストッパーと呼ばれるものも あります。また、主に手動の空気ポンプと専用の栓を用いて、ビン内の空気を空気ポンプで吸出し減圧してワインの酸化を遅らせたり、 発泡性ワインでは逆に空気をポンプで入れ込み加圧することによって気の抜けを防ぐワインストッパーも普及しています。