WINE PRODUCING AREA
2011/04/25
フランスワイン
洗練されたワイン文化、知名度などで、フランスの右に出るワイン産地はありません。これは、フランスの気候・風土が、
ワイン用ぶどうの栽培に適していることが一番の理由ですが、1935年にAOC法を制定するなど、国を挙げて品質の維持・
向上に取り組んでいることにもよります。
フランスでは、ほぼ全土に渡って多かれ少なかれワインが生産されています。中でも最も有名な産地は、南西部のボルドーと
東部のブルゴーニュであり、北東部のシャンパーニュは発泡ワインの産地として知られているほか、各地で固有のワインが生まれています。
フランスの原産地呼称(AOC)の規制により、産地ごとに定められたブドウの品種や製法などの要件を満たさなければ、
その生産地(アペラシオン)を名乗ることはできません。
【AOCワイン】
AOCワインは、生産地・ぶどう品種・栽培法・醸造法・アルコール度数などが、厳しく制限されているもの。
地域名より地区名、さらに村名とより狭い範囲のAOCほど統制が厳しく、一般には高級品となります。ボルドーでは、
マルゴーなど村の名前が入ったものが最も細かいAOCであり、ブルゴーニュでは更に、畑の名前までに細分化されています。
より限定された産地(アペラシオン)ほど、土地の個性を反映するものとされます。
【VDQSワイン】
VDQSはAOCワインよりやや統制が緩い、予備軍的存在。かつてはラングドック・ルーションや南西地方、ローヌ地方などに多くありましたが、
1980年代から90年代にかけて大半がAOCに昇格したため、今は全体の1パーセント以下です。
【ヴァン・ド・ペイ】
ヴァン・ド・ペイは、「地方のワイン」の意味。テーブルワインの一つで、異なる産地のワインのブレンドは禁止されています。
最近AOCに勝る高い評価を得ているものも出てきています。ヴァン・ド・ペイでも産地表示が認められていて、
ラベルに表記があり、セパージュやヴィンテージの入っているものが多いそうです。その呼称はアペラシオンとは大きく異なり、
各アペラシオンの商標的価値を損ねないよう配慮されています。ヴァン・ド・ペイの中で最も知られた産地呼称は、
南部のラングドック地方を示す「オック」(Oc 、Vin de Pays d'Oc ヴァン・ド・ペイ・ドック)で、
ロワール川沿いの「ジャルダン・ド・ラ・ロワール(Vin de Pays du Jardin de la Loire)」もよく知られています。
イタリアワイン
イタリアは温暖な気候に恵まれており、イタリア二十州全てで赤・白・ロゼ・スパークリングのワインが作られ、 それぞれの州で特徴あるワイン作りが行われています。 使われる品種はバルベーラ・サンジョヴェーゼ・ネッビオーロ・トレッビアーノ・ピノグリージオといったイタリア 土着種のブドウが多いです、カベルネ・ソーヴィニヨン・メルロー・シャルドネなどといった品種も多いようです。 1963年にイタリアのワイン法であるDOC法が制定されました。DOCG・DOC・IGT・VdTの順に分ける。
【DOCG】
統制保証付原産地呼称ワイン。イタリアのワインの最上位に位置付けられる分類です。
赤ワインには紫色、白ワインには黄緑色のラベルが瓶の口に貼られています。
【DOC】
フランスの原産地呼称法(AOC)を模して規定された、イタリア独自の呼称規制です。
です、この規制は決して成功したとは言えず、元々はイタリア産ワインの最上格に位置付けられる分類でしが、
1984年にさらに上位の DOCG が設定されました。
【IGT】
1992年に新設された分類で、フランスの「ヴァン・ド・ペイ」に相当します。ラベルには使用されている品種と生産地が表示されます。
【VdT】
いわゆる「テーブル・ワイン」。使用品種や生産地を表示する義務はありません。
【スーペル・トスカーナ】
基準にとらわれずに造られるトスカーナ産の上質なワインを、とくにスーペル・トスカーナと呼びます。
トスカーナ地方では、土壌と相性のよいフランス・ボルドー原産のカベルネ・ソーヴィニヨン種を植えて、
カベルネ単独または古くからこの地方で栽培されてきたサンジョヴェーゼ種などとのブレンドによって、
良質のワインを造ろうとする動きが活発です。当初は格付け最下位のVdTや下位のIGTとして生産されていましたが、
品質の良さから世界的に評価が高まり、「スーパー・タスカン」と呼ばれて格付けを超えた大人気となりました。
現在ではサッシカイアをはじめとして、人気と評価を後追いする形でDOCに認定されるものもでてきています。
また、スーパーVdTという呼称もあります。
ドイツワイン
ドイツは、寒冷な気候のために、ブドウの栽培が南部の地方に限られます。この地はブドウの栽培できる北限とされ、 主にフランスに近いライン川やその支流沿いでワインが生産されています。主なアペラシオンとしては、ライン川に面した ラインガウやラインヘッセン、ライン川の支流であるモーゼル川、ザール川、ルーヴァー川の3つの川の流域にまたがるモーゼルが よく知られています。ブドウの品種は、安価なワインにはミューラー・トゥルガウが用いられますが、 貴腐ワインをはじめとする高級白ワインはほとんどすべてがリースリングです。
ドイツで生産されるワインは、圧倒的に白ワインが多いです。緯度が高いことを利用して、夏季に穏やかな日照時間を長く取ることによって、 凝縮性が高く、独特な酸味と果実性に富んだワインが造られます。この酸味の豊かさが、ドイツワインの長命性、 殺菌性に貢献していると言われています。ドイツでは、ワインを飲んで風邪を治療する人もいるそうです。 ブドウ畑は川に面した南向きの斜面に位置していることが多いです。直射日光だけでなく川からの反射光も取り入れられるので 日照量を確保できる上、川から発生する霧で寒さから畑を守れるからです。 ドイツワインの公的分類は他の国と比べるとやや特殊であり、この「肩書き付き上質ワイン」は分類の最高位にあたります。 6つの「肩書き」がありますが、「アイスヴァイン」を除いて、原料葡萄果汁の糖度によって分けられます。
【カビネット】
QmPの中では最も糖度の低い葡萄から作られます。
【シュペトレーゼ】
「遅摘み」の意味で、カビネットよりも一段、原料果汁の糖度が高い。
【アウスレーゼ】
シュペトレーゼよりも、さらに一段、糖度の高い原料で造られます。
【ベーレンアウスレーゼ】
稀に貴腐ワインとなります。甘口なものが多いが、流通量はそれほど多くはありません。
【トロッケンベーレンアウスレーゼ】
「乾いた果粒を選り摘んだ」という意味で、「貴腐化」を指していますが、必ずしも貴腐ワインではありません。
たいていの葡萄品種は貴腐の影響なくしてこの域の糖度に達することはできないと言われていますが、オルテガ等のごく限られた品種では
比較的容易に満たすことができる。
【アイスヴァイン】
樹になったまま、自然に凍結した状態の果実から造られます。
「ドイツワインは甘口が多く料理に合わない」というイメージを払拭するために、近年のドイツは辛口ワインの表示に力を入れています。 上質辛口ワインの品質等級に「クラシック」や、さらに厳しい品質条件をクリアする「セレクション」のカテゴリーが設けられました。
【グローセス・ゲヴェックス】
超1級畑認定の高級辛口ワイン。
【エアステス・ゲヴェックス】
VDPラインガウが1級畑と認定した高級辛口ワイン。
【エーデルズス・スピッツェン】
VDPラインガウが1級畑と認定した高級甘口ワイン。
【エアステ・ラーゲ】
VDPモーゼル=ザール=ルーヴァーが認めた1級畑の高級辛口及び甘口ワイン。